訪問歯科診療は通院が困難な方のための歯科往診サービスです。
虫歯の治療だけではなく、入れ歯やお口の中の状態をチェックする検診や口腔ケアも行っています。
治療が落ち着いた後も、定期的な口腔ケアをお勧めします。

お口の中は細菌が多く存在します。大人の口腔内には300~700種類の細菌が生息しているといわれ、歯を良く磨く方でも1,000~2,000億個、ほぼ磨かない方では1兆個もの細菌がすみ着いています。
口の中の汚れや細菌は、唾液のもつ自浄作用によって洗い流されますが、加齢による唾液の分泌量が減ることで、さらに細菌が定着しやすくなります。
口の中の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。病気のリスクを減らすためにも、口腔ケアをしっかり行ってお口の中を清潔に保つことが大切です。細菌は、舌や口蓋の表面にも潜んでいます。歯だけではなく、舌や粘膜の清掃もしっかり行いましょう。
口腔内の細菌が誤嚥性肺炎の原因となるばかりではなく、血管障害、心臓病、糖尿病などの疾患を引き起こすことも分かっています。

要介護の方のお世話をする介護者の方は、毎日の介護に追われ、お口の中の異変に気づいた頃には、かなり進行していることも少なくありません。けれども、全身の病気を併発したら、入院したり、看病にかかりきりになり、さらに介護者に大きな負担がかかることにもなりかねません。口腔ケアを行うことで、介護の量が軽減され介護を受ける側だけではなく、介護する側にもメリットがあります。

口腔ケアのメリット
・用介護者にとってのQOL(生活の質)が向上する喜び
・自分の口で食事をおいしく食べることのできる喜び
・家族と同じ食事を一緒に食べる喜び
・介護者にとって要介護者が元気になる喜び

いがらし歯科院・いがらし歯科イーストクリニックでは、多くの歯科衛生士が在籍しており、口腔ケアに力を入れています。
お知り合い、ご家族の方等に進めて頂きますようよろしくお願いします。