咀嚼(そしゃく)とは、食べ物を噛み砕いて唾液と混ぜ合わせやわらかく飲み込みやすい食塊(しょっかい)にすることと定義されます。

最近、この咀嚼という行為が心と体の健康を保ち元気で長生きすることと大きく関わっていることへの関心が高まっています。

咀嚼の効果について

1.胃腸の働きを促進する消化酵素の分泌増加。細かく噛み砕けば胃腸の負担を少なくします。

2.虫歯、歯周病、口臭を予防する唾液の分泌増加。抗菌作用によりお口の中の清浄効果が高まります。

3.肥満を防止するゆっくりたくさん噛むと満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防止します。

4.脳の働きを活発にする脳への血流が増加して脳が元気になります。脳の老化を防止します。

5.全身の体力向上全身の神経を刺激して活力がみなぎり体力、運動能力が向上します。

6.味覚を発達させる噛むほどにじっくり味わえて薄味でもしっかり美味しさを感じられます。

7.がんを予防する唾液に含まれる酵素には食品中の発がん性物質を抑制する効果があると言われています。

毎日欠かすことなく行う咀嚼ですがこれまで意外なほど無関心に扱われ見過ごされてきたようです。

それは、咀嚼がヒトの運動の中でも最も複雑なものの一つでとらえることが難しかったせいでもありました。

しかし、超高齢社会に入った今咀嚼能力を調べることによって健康長寿を考えるためのヒントが見つかるそんな研究報告が数多く出されるようになりました。

いがらし歯科医院では咀嚼能力を調べる検査を行っております。

毎日の食事から咀嚼回数を多くすることを心がけることが大切です。

よく噛んでゆっくり食べましょう♪

ガムを噛むのもおすすめです(´~`)モグモグ