いがらし歯科医院といがらし歯科イーストクリニックでは共同で毎月、院内セミナーを行っております。
毎月スタッフがランダムで3〜4人調べたものを発表します。7月は16日の診療後に行われました。
診療放射線技師さんがコーンビームCTについて発表しました。

CBCT(コーンビームCT)は、円錐状のX線ビームを使って三次元的に画像を取得する装置で、通常のレントゲンでは見えにくい構造まで可視化できるのが特徴です。
今回の発表では、まずデンタル撮影との違いを示しながら、CBCTがどのように回転撮影を行い、3D画像を構築していくか、その基本的な原理をスライドで解説しました。
また、正常な解剖画像や水平埋伏智歯などの読影例も取り上げ、構造の把握や診断力の重要性を共有しました。アキシャル(水平軸位断)、コロナル(冠状断)、サジタル(矢状断)などの断面方向についても、実際の画像とイラストを使って視覚的に説明しました。
読影の際に注目すべきポイントや、歯科診療におけるCBCTの有用性についてまとめました。
今後もスタッフ全体の画像診断スキル向上を目指し、セミナーなど継続的な学習の機会を大切にしていきたいと思います。