治療後に気をつけていただきたいこと
01
歯石除去(歯周治療)を受けられた方へ
- 一時的に歯がしみることがあります。冷たいものや熱いものに敏感になることがありますが、気になる場合はお問い合わせください。
- 歯ぐきに違和感を感じたり出血することがあります。歯石除去によって歯ぐきが刺激され、軽い出血や腫れが起こることがあります。
- 強いうがいや歯ブラシの強い刺激は避けましょう。優しく丁寧に歯みがきを行い、歯ぐきを傷つけないようにしましょう。
- 喫煙はなるべく控えてください。歯ぐきの回復を妨げる原因になります。
- 歯の感触が変わったように感じることがあります。歯石を除去すると、舌で触れたときの感触が変化するため違和感を覚えることがありますが、これが本来の歯の状態です。しばらくすると自然に慣れていきます。
痛み、腫れ、しみる感覚が1週間程度続く場合や強い場合には早めにお問い合わせください。
02
麻酔を使用した治療を受けられた方へ
- 麻酔が効いている間は感覚が鈍くなります。唇やほっぺを誤って噛んでしまうことがあるので、特に飲食は注意しましょう。
- しびれが数時間残ることがあります。個人差はありますが、麻酔が切れるまでに1~3時間ほどかかることがあります。(翌日まで痺れが引かない場合には必ずご連絡お願いします。)
- 麻酔を打った場所が少ししみることがあります。まれに、麻酔のあとに歯ぐきが口内炎のようにヒリヒリすることがあります。お口の中を清潔に保ち、様子を見ていただければ自然に治ることがほとんどです。 (痛みが強い場合には、消毒をいたしますのでご連絡お願いします。)
- 体質によってまれに副反応が出ることがあります。ごくまれに、動悸や気分不良が起こることがあります。不安があれば事前にお問い合わせください。
- 歯磨きの際は麻酔を行った場所を強く磨かないでください。
03
虫歯の治療を受けられた方へ
- 治療した歯が一時的にしみる・違和感が出ることがあります。治療後は冷たいものが一時的にしみたり、噛んだ時に違和感を感じることがあります。気になる場合はお問い合わせください。
- 深い虫歯を削った場合、神経が敏感になっていることがあります。しばらく様子を見ていただき、痛みが強くなったり、ズキズキと続く場合はお問い合わせください。
- 治療後すぐは、できるだけ治療した歯で噛まないようにしてください。詰め物が安定するまでに時間がかかることがあります。硬いもの等は避けてください。
- 仮詰め(仮封)が入っている場合は、取れないように注意しましょう。仮詰めはあくまで一時的な処置です。粘着性のあるものを食べるとくっついて取れてしまうことがあります。取れたまま放置すると、治療のやり直しになる可能性があります。外れた場合は早めにお問い合わせください。
- 歯ぐきが一時的に腫れたり、出血することがあります。器具の刺激や治療によって歯ぐきが反応することがありますが、数日で治まります。
- 症状が1週間以上続いたり、強くなる場合はお問い合わせください。通常の治癒反応を超えて痛みや腫れが長引く・悪化するような場合は、早めにお問い合わせください。
04
根の治療(根管治療)を受けられた方へ
- 治療中の歯では、なるべく噛まないようにしましょう。歯の強度が弱くなっているため、割れることがあります。
- 仮のふた(仮封)が取れた場合は、すぐにお問い合わせください。治療中の歯に細菌が入ると、治療が長引くことがあります。
- 継続的な通院が必要です。根管治療は複数回かかることが多いため、途中で中断すると細菌感染して再発の可能性があります。
- 治療中に違和感や痛みが強い場合は薬の反応や炎症の可能性があるため、我慢せずお問い合わせください。
- 治療後しばらくは、軽い痛みや違和感が出ることがあります。通常は数日でおさまりますが、長引く場合はお問い合わせください。
- 歯のかぶせ物(クラウン)などの最終的な処置まで治療を継続して下さい。根管治療後の歯はもろくなっているため、しっかり保護する必要があります。
- 定期的なメインテナンスを受けましょう。再感染を防ぐため、お口の中を清潔に保つことが大切です。治療後の経過観察を続けることで、トラブルの早期発見につながります。
05
詰め物、被せ物を入れた方へ
- 治療した歯が一時的にしみたり、違和感が出ることがあります。被せ物を装着した直後は、冷たいものや噛んだときに敏感になることがあります。気になる場合はお問い合わせください。
- 噛み合わせに違和感がある場合は我慢せずにお問い合わせください。 噛み合わせのズレは他の歯や顎に負担をかけることがあります。
- 装着後しばらくは、硬いもの・粘着性のある食べ物は控えてください。被せ物がなじむまでは、キャラメル・ガム・おせんべいなどは避けていただくと安心です。
- 歯と被せ物の間に物が詰まりやすくなることがあります。詰まりやすい箇所は、フロスや歯間ブラシで清掃を丁寧に行い清潔に保ちましょう。
- 被せ物をした歯もむし歯や歯周病になることがあります。人工物だからといって安心せず、毎日の歯みがきや定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。
- 違和感・痛み・外れそうな感じがある場合はお問い合わせください。早期に対応することで、再治療やトラブルを防ぐことができます。
06
外科処置(抜歯、インプラント埋入など)を受けられた方へ
- 強くうがいをしないでください。治療した部位の血のかたまり(血餅)が取れると治りが遅くなります。
- 出血が気になる場合は5分程度清潔なガーゼを軽く噛んでください。
- 当日は激しい運動や長風呂を避けましょう。血行がよくなると出血したり痛みが再発することがあります。
- 飲酒・喫煙は控えてください。治りが悪くなったり、感染のリスクが高まります。
- 麻酔が切れるまでは食事を控えましょう。誤って唇や舌をかんでしまったり、やけどをする恐れがあります。
- 処方されたお薬は指示通りに服用してください。激しい下痢・アレルギー等の症状が出た場合はご連絡お願いします。
- 患部はさわらないようにしましょう。舌や指でさわると細菌が入りやすくなります。
- 腫れや痛みは2〜3日でピークを迎えることがあります。冷却ジェル等で冷やすのは効果的ですが、冷やしすぎに注意してください。
- ひどい腫れ・出血・痛みが続くなど気になる症状がある時はすぐにお問い合わせください。