2月2日に「臨床に活かせる実践インプラントメインテナンス」セミナーに参加しました。
患者さんにインプラントを健康な状態で維持して頂く為に歯科衛生士によるインプラントの診査、インプラント粘膜炎・周囲炎などの情報の読み取り、プロケアやホームケアなど行う必要性を学ぶことができました。
インプラントの構造や周囲組織は、天然歯に比べて組織的に付着や防御が弱いため、天然歯よりインプラントの方が炎症の波及が大きいです。
歯肉炎・歯周病は天然歯だけでなく、インプラントの場合でも、インプラント周囲粘膜炎(インプラント周囲軟組織の感染や骨の喪失)やインプラント周囲炎として多く見られます。
インプラント治療を行っている患者さんはむし歯になることは無いものの、天然の歯と同様に、歯垢(ばい菌)や食いしばり・歯ぎしりなどから永続的に守っていく必要があります。
定期的なインプラントメインテナンスでのインプラント診査、歯垢・歯石の付着状況、出血や歯肉の抵抗性を確認した上で毎日のセルフケア(ブラッシング、フロスシングなど)をしっかりと行うことが大切です。

                       歯科衛生士 シェルパ ペンバ ラハム